【「007」シリーズとロレックス】ショーン・コネリー、ロジャー・ムーアetc. 歴代のジェームス・ボンドが着けていたのは?
男の品格を左右する重要な小物、それは腕時計。どのブランドのどんなデザインの腕時計を身につけるかで、その人の世界観や美意識、生き様が垣間見えてきます。一方女性は、男性の腕時計をどう捉えているか。内心、どのような腕時計を身につけて欲しいと考えているのか?「ロック福田の腕時計魂!」「腕時計羅針盤」など腕時計コンテンツが大充実のFORZA STYLEが、大人の男の時計選びをアドバイスしていきます。
王道中の王道ROLEX。日本一、いや世界一知名度が高いロレックスですが、みなさんはロレックスのこと、ちゃんとご存知ですか?
なんとなくカッコイイから、資産価値が高いからと言って選ぶのはもったいない。なぜなら大人の男性にとっては身に着ける腕時計はご自身のステイタスとも直結します。
せっかくよい腕時計を身に着けても、それ以外のアイテムのクラス感やTPOがちぐはぐだと素敵なコーディネートとは言えないもの。ぜひ全身鏡を使ってそれ以外のアイテムとのバランスもぜひ気にかけていただきたいのです。腕時計を素敵に着けこなす主人公が活躍する映画はきっとよい参考になるはずです。
ということで、今回ご紹介するのはロレックスが登場するあの映画です。
ジェームズ・ボンドが愛したロレックス
イアン・フレミング原作のスパイ映画の中で主人公のジェームズ・ボンドがロレックスを着用している事はあまりにも有名ですが、大きなスクリーンでそれを見ることができるようになったのは1962年の名作『ドクター・ノオ』からです。
名優ショーン・コネリーが、同名の悪役を追い詰める際に、「サブマリーナー」(Ref.6538)を装着しています。(ちなみに原作者イアン・フレミングは、小説の中でジェームズ・ボンドがどのようなロレックスを着用しているかについては言及していません)
「ジェームズ・ボンド・ロレックス」と誤って呼ばれている類似した外観のロレックス・サブマリーナーはたくさんありますが、真にその資格があるのはRef.6538だけです。
また、コネリー演じるボンドは『ロシアより愛をこめて』、『ゴールドフィンガー』、『サンダーボール作戦』でもサブマリーナーを着用しています。
そしてショーン・コネリー以外のボンドもロレックスのサブマリーナーを着用しています。
『女王陛下の007』(1969年)にて、ボンドを演じたオーストラリア人、ジョージ・レーゼンビーは、007として唯一出演した映画で、サブマリーナー(ref.5513)とクロノグラフ(ref.6238)のふたつのロレックスを着用しました。
よくみると手元にはサブマリーナーが見えますね。
クロノグラフのモデルはクリスティーズでオークションに出品されました。
ロジャー・ムーアは、1973年の『死ぬのはやつらだ』で「サブマリーナー」(Ref.5513)を着用しています。この作品では、「Q」がこの時計を改造し、逃亡に役立つ丸鋸を作り出しましたね。1974年『黄金銃を持つ男』でも同じモデルを着用しています。
ムーアは1977年『私を愛したスパイ』では、GMTマスターを着用。
その後1989年公開の『消されたライセンス』では再び 彼の後を継いだティモシー・ダルトン演じるボンドの腕には「サブマリーナー」(Ref.5513)が登場。ジェームズ・ボンドがロレックスを身に着けるのはこの作品が最後となりました。
007シリーズに登場するロレックスの数々をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ロレックスが出てくる最も象徴的な映画といえばやはり007シリーズかもしれませんね。ぜひ、映画を実際にご覧になって主人公の手元とその装いに注目してみてくださいね。