時代の変化に伴い、モノはあふれ生活は便利になっていく一方で、私は目に見えない本当に大切なモノが失われていく感覚を、このまちから強く感じるようになりました。すぐに何かが変わるわけではありません。しかし、何もしなければ絶対に変えることはできません。今を生きる私たちは、揺るぎない使命感と進取の精神で横須賀の未来を創造するべく、この大切なモノを過去から現在そして未来へと紡いでいかなければならないのです。
横須賀青年会議所は現在、2012年に策定した中期ビジョン「横須賀Innovation」を軸に運動を展開しており、人々が物質的な幸福度ではなく本当に大切な価値観である“Happiness”を感じられる社会を目指しています。“ひと”が成長することで小さな革新が生み出され、やがてまち全体を動かす大きな革新へと繋がっていく過程で、自然と「笑顔があふれるまち」が構築されていくと確信しています。そのためにも、“ひと”の意識変革を基軸とすることで、一過性ではなく、まちを持続発展させることで自然に地域の力を引き出すことが肝要です。中期ビジョンの中間点にあたる本年は、未来へ響く次なる一手として「まちが持続発展する仕組み」を構築し、年間を通じてこの仕組みを強く意識しながら各事業を推進してまいります。これまで中期ビジョンを推進してきた結果「ひとの意識変革」という考え方が成熟してきた今だからこそ、あらためて他者との連携・協働を強く推進することで、人々の意識に共感・共鳴・共振を起こし、我々が目指している「笑顔があふれるまち」を創造するプロセスを具体的に導き出してまいります。
私は、心に使命を抱いて青年会議所に身を置いているからこそ、大きな“夢”を描いて変化を恐れず挑戦すべきだと考えております。我々青年が描いた“夢”のその先に、JCが理想とする「明るい豊かな社会」があると信じ、不変の志を持って邁進してまいります。